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ぬぬパナ・リレー日記

ぬぬぬパナパナの活動に携るみんなの日記です。主には「うちくい展」の出展作家が日記をリレーしていきます。制作に係わるコト、日々の雑記も含めた、各地からの便りです。
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2009年12月28日 (月)

貧乏ヒマなし

平山ふさえ

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いつも仕事におわれている。といっても別に注文が殺到しているわけではない。むしろその逆。不景気のせいか、正直かなり厳しい今日この頃。でもそんなときでも、糸作りから始まる芭蕉布は、やることが山ほどある。

まず「苧績み」(うーうみ:芭蕉の繊維を裂いて機結びでつないでいく作業)。糸がなくては布が織れないのだから、これは常にやっていないといけないのだが、かなり時間がかかる。特に着尺の場合、1反分の糸を績むのに、数カ月かかる。それも着尺用の細く、均一な糸を作るには、かなりの熟練が必要で、私などはまだまだその域には達していないので、太くなったり細くなったり・・。せっかく績んでも、織りの段階で使えない糸も多い。

さらに今の時期(11月〜2月)は、「苧倒し」「苧炊き」「苧引き」(うー倒し、うー炊き、うー引き:苧畑の原木を倒し、木灰の上澄み液で炊き、それを竹はさみでしごき、繊維を取り出す作業)の一連の繊維の収穫シーズン。1年の内、寒くなるこの時期が一番上質な繊維が取れるので、集中して取らなくてはいけない。(本当に、良い畑のこの時期の苧は、惚れ惚れするくらい美しい・・)

私は、家の畑ともう一カ所近所の畑を借りているので、今週は家の畑、翌週は借りている畑・・とフル回転。「苧倒し」で半日、「苧炊き」で半日、そして「苧引き」で2〜3日。だから、倒す本数にもよるが、1回畑をやると、3〜4日は他の仕事はできない。これをシーズン中は月2回。多いときは3回。その合間に、織りをしたり、染めをしたり、小物のデザインを考えたり・・。天気も考えながらそれぞれの仕事の段取りをしなくてはいけないので、とにかく忙しい。でも天気予報士ばりに天気もバッチリ当たり、仕事も予定通り進むと、やったぁ!という気になり、とてもうれしい。

・・さぁ、またそんな怒濤の日々が始まる。

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