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ぬぬパナ・リレー日記

ぬぬぬパナパナの活動に携るみんなの日記です。主には「うちくい展」の出展作家が日記をリレーしていきます。制作に係わるコト、日々の雑記も含めた、各地からの便りです。
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2010年2月12日 (金)

なすぴ

波照間良美

「なすぴ」とは、島方言で茄子の事。なすぴ、、、可愛い島言葉。

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近所のおばあから、なすぴをもらった。
都会のスーパーで見かける茄子と同じくらいの長さだけど、これは細くて皮が固い。皮の色は淡い紫色だ。皮をところどころ剥いて、素揚げにした。揚げてるとだんだん色が鮮やかになっていく。それはまるで、藍が緑色から青色に変わっていく様子に似ていて、ぞくぞくする。思わず「なすぴよ、島なすぴよ、お主ら、なかなかやるのお。」と話しかける。紫と緑のなんとなくサイケな色合いに揚がった。こんな柄の布でブカブカズボンを作ったらかっこいいはずなあ。

まずは、揚げたてに島まーすをパラリとかけて、ぱくり。んんんんんまっはんさあ!!!そしてにやり。付け合わせ用に揚げ浸しにしようっと。生姜のスライスを漬け汁に入れて、ひと煮たち。なすぴが熱いうちに、漬け汁をかける。冷めていくときになすぴに味が染み込んでいくのだ。あああ、まるで、糸に色が染み込んでいくようだな、、、と思っていると自分がなすぴになった気分になって、しばし時を忘れどこを見るともなしに、窓の外の風景を見ていたようだ。カラスが「ホンワッカ」と声をかけてくれたので、ハッとして仕込みの続きをする。「ホンワッカ」の「ワッ」と「カ」の間にどうしても嘴が閉じるらしくカチッと音がする。憎たらしい時もあるけれどやっぱり可愛いな。からすよ、今日もにふぁゆ(ありがとう!)

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この揚げ浸しは、なすぴの苦手な子も「美味い!茄子が食べれた!」と喜んで、しまいにご飯に漬け汁かけて食べてくれたくらい、美味いよ。作り方も簡単だし、冷めても美味いし日持ちもするしで、なすぴがある時のうちの定番常備菜である。