2010年7月13日 (火)
波照間島産100%の宝物!
連日真夏日が続き、からからに乾いた波照間島です。

昨日の佐々木亮輔に続き、今日も波照間島産の藍ちゃんのお話。もともと川のない波照間はただでさえ干ばつ気味になりやすいですが、ここしばらくまとまった雨がなく雑草もしおれるぐらいからからです。それなのに!ウチのナンバンコマツナギちゃん達ったら、青々と葉っぱを繁らせて元気いっぱい!これが今年に入って2回も刈り取られているとは思えないほどの成長力。やっぱり、この子達は乾燥しやすい波照間の大地に合っているんだなぁ。


ウチで栽培しているナンバンコマツナギについて語るとき、どうしても力が入ってしまうエピソードがあります。亮輔が「波照間生まれ波照間育ち」と書いていたけれど、今、じゃんじゃん成長しているこの藍は、正真正銘、島の先人達が実際に栽培し染めていた藍の子孫なのです。
数十年前に染織は途絶えた波照間島ですが、島にある15~16世紀ごろの集落跡にかろうじて数株のナンバンコマツナギが生き残っていました。その唯一の生き残りの木から十数年前に波照間良美が種を採取し保管していたものを、数年前から「いつか藍染めをやりはじめたときのために・・・」と私が栽培して増やしておいたのです。そして、今年3月。ついにその藍を使って、亮輔が初めての藍建てにチャレンジし、見事成功させることができました!見事な素人の連携プレー、というより島の神様に導かれているのかな、と思わずにいられない工房の面々であります。
自分たちが使うという目的があると、沈殿藍を作る作業も楽しくてしょうがない。ろくな経験も知識もないもんだから、藍の液の色や様子が変わるたびに、「うわーーー・・・」と子どものように驚いて感動して喜ぶ。やっぱり、仕事って「楽しい」が基本ですよね。

亮輔によってハテルマブルーの藍染めが生まれようとしている今現在、藍の栽培担当の私は、さらに藍の木を増やすことにも力を注いでます。一年中、藍の種まきはしているのですが、発芽率、発芽後の成長速度からみると、やっぱり一年で一番暑いこの時期が一番適しているみたい。ナンバンコマツナギは南方系の藍とあって、暑いのが好きなんでしょうね。藍の苗木がどんどん育っていく様子を見る事が、忙しい日々の仕事の合間のわくわく度を高めてくれています。
