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ぬぬパナ・リレー日記

ぬぬぬパナパナの活動に携るみんなの日記です。主には「うちくい展」の出展作家が日記をリレーしていきます。制作に係わるコト、日々の雑記も含めた、各地からの便りです。
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2011年8月29日 (月)

息子の着物

上原久美

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今週は石垣からの日記です。よろしくお願いします。
私が八重山上布を習い、機織りを仕事としてから14年がたちました。子供達も成長し長男が18歳。今年は受験生です。石垣島には高校までしかないので来年は島外にでます。この機会に息子の成人の着物を作ろうと思い、ただ今製作中です。

親戚の当銘光子さんの元でお蚕さんを習い、はじめてとった糸で織る事にしました。子供が小学生だった頃ひいた糸です。すべての工程が大変で手がかかり、いつ終わるのかと思う長い春でした。手取り足取りで教えてもらい、お手伝いどころかお荷物状態。四苦八苦して出来た糸はとても美しくて、お蚕さんの素晴らしい命のきらめきに胸がおどりました。それから数年、また春が来たらお蚕を育て糸をいただき、今年は縦糸今年はよこ糸と少しずつ作らせてもらいました。生絹座繰りびきで八丁撚糸です。

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麻の仕事をしていると、その糸はあまりにきらびやかで美しく、私なんかがいじるのは汚してしまうような気がしてなかなか染める事もできずにいました。二年前ようやく藍に染めました。そうしたらまたあまりに藍が美しく輝くものだから触れずにいて。本当にやっとやっと機にかけたのが今年です。子供と一緒に私も成長させてもらいその記念にと。あの糸の輝きを布にできたらと思います。