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ぬぬパナ・リレー日記

ぬぬぬパナパナの活動に携るみんなの日記です。主には「うちくい展」の出展作家が日記をリレーしていきます。制作に係わるコト、日々の雑記も含めた、各地からの便りです。
写真

2012年1月19日 (木)

いとへんのかんじ 3「和紙」

妹尾直子

今日は和紙の話しです。モノづくりが、その土地の持っている力の上にあるということを学んでから、私は、絵を描く媒体が、何から成り立っているのか興味を持ちました。油画は、先日の話しにあるように、発祥の土地の素材が多く使われていました。では、ここ、日本の伝統的な浮世絵や日本画の媒体である和紙は、何からできていて、どこで作られているのか。

京都の黒谷、大江。島根の石州、出雲。土佐。美濃。埼玉の小川。兵庫の名塩。徳島の阿波紙。福井、越前紙。奈良の吉野紙。その土地に足を運びました。産地は、多くは山あいにあり空気がよく、水の綺麗なところでした。中には、石州和紙など海の近くで驚きました。土地により、漉きかたや紙の種類も異なります。

和紙は、何かに使うためのもので、それだけでは成り立たないことが多く、モノづくりの縁の下の力持ちでした。漆を漉すための極薄のもの、書の裏打ちに使う染紙。落雁を包む紙。そして描画の媒体。何かの土台となり、包むモノでした。知るほどに魅力的な和紙の世界に入っていったのでした。

写真のものは、私にとっての憧れの和紙のひとつ、吉野紙です。極薄で、ふっくらとしています。書の裏打ちに使うもので、吉野山で採れる植物で染められています。この裏打ち紙を使うことで、書の表面にうっすらと色付きます。和歌の雰囲気によって色を選びます。和紙から、愉しい世界が広がりました。

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