http://nunupana.com/whoswho/img/takizawa_miyako.jpg

滝沢 都

たきざわ・みやこ

 

1971年長野県生まれ。
学生時代、東京で開催された「琉球染織展」の芭蕉布を見て、その美しさと困難な工程に圧倒される。芭蕉布をつくる人になりたいという思いを持つ。数年を経て、平良敏子氏に師事(1998~2005年)。現在石垣島在住。



芭蕉は無数の虫たちが肥やしてくれる土で育ち、時に強過ぎる風雨にも耐え、幹を太らせ、陽に向けて葉を伸ばします。その生命をいただいて布にしていることを、いつも意識していたいと思います。糸を染める藍や樹木たちに対しても。いただいたからには大切にしてよい布にするように、今できる精一杯で向かっています。布を身に着け使ってくださる方が、光や風や生命力を感じられるようなものをつくりたいと思っています。

ぬぬぬパナパナと私

芭蕉布をつくりながら、いつも思っていました。どんな人が、この布を身に着けてくれるのだろう?畑で汗にまみれて作業していることを、腱鞘炎になりそうな手の痛みや持病のようになっている腰痛を、わかってくれるのだろうか?しかし仕上がった布が光に透けている様を見ていると、すべての苦労は吹っ飛ぶのです。自画自賛ですが、「きれいだなあ」と。

「うちくい展」はつくり手と使い手を、近づけてくれる。そう確信しています。
例えば身体にも地球にもよいものを食べたいと思ったら、今は容易く様々な方法で手に入れることができると思いますが、「衣」では、なかなか難しいのが現状だ思います。国産は特に。つくり手として、使い手として、「ぬぬぬパナパナ」に何か希望のようなものを感じています。そういうことを試行錯誤していく場としての「ぬぬぬパナパナ」を皆でつくっていけたらいいな、そう思っています。

 
閉じる