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大竹昭子
(文筆家)
わたしは織物のことも、着物のことも、あまり知らないのだけれど、「ぬぬぬパナパナ」の活動には、そんな布についてシロウトの者にも開かれている良さがある。ふつうこういう伝統工芸的な世界はコアなファン層に固められていて、正直なところ、引いてしまうのだ。本質に立ち返って物作りを考えていることが、雰囲気のオープンさを生み出していると思う。
また「物作り」は「場作り」だという考え方を持っているところも、信頼している点である。物を作るには素材が必要だが、その素材の育つ場のことを考えずに「いいもの」を生みつづけることなど出来ない。おなじことは作り手にも言えて、ただ「いいものを作りたい」と念じるだけでは個のパワーは発揮されな い。人は場の中で育つものだし、還っていく場を持っている者はどんな状況にも強いはずだ。「ぬぬぬパナパナ」には、そんな物と場と人の全体性を見つめていこうとする視点があって、シロウトのわたしにも充分に刺激的なのである。











